No.203 弟を事故死させた不注意な父を憎んでいたが、感謝に変わった! 東京都・43歳・女性

(1) 親子

投稿日 : 2014年4月30日 

真我メソッド(真我療法)体験談

弟を事故死させた不注意な父を憎んでいたが、感謝に変わった!

 未来内観コースを受講させていただき、ありがとうございました。

 今回、再受講させていただいたきっかけは、どうしても父に対して責めてしまう気持ちになり、そんな自分がゆるせなかった事があり、再受講させていただくことにしました。

 実は、私が小学生にあがった年のある休日、父と三歳になった弟と遊んでいたところ、父が目を離した隙に弟が近所の子供と電車の線路で遊んでいたらしく、電車にはねられて他界してしまい、それからの父は自分の責任を感じてか、私たちと遊んでくれなくなり、私は父の愛情を感じなくなっていました。

 それからは、私と母、母の親戚で父のことを無意識のうちに裁いていたのでしょう。

 何か事ある毎に他界した弟の話になると、母の「あの時、私が子どもを見ていればこんな事にはならなかった」という口癖ばかりが私の耳に入るようになりました。

 父は無口になり、ほとんど自分の殻に閉じこもるようになって難聴になってしまいました。

 いつしか私も「自分は幸せになってはいけないんだ」という気持ちが自分の中に芽生えて、それが心の中にいつもあったせいか、お金は常に他人のために使うので残らず、友人・知人がどんどん幸せになっていく姿を見て、私は悲しくてつらくて、なんともいえない孤独な気持ちでおりました。

 受講中、どうしても他界した弟と会話をして謝りたいという気持ちがあり、講師に弟と会話をしたいと相談したところ、「では、弟さんでやってみましょう」と返事をいただき、天国の弟と会話をさせていただきました。

 弟は「ぼくは、お姉ちゃんにこんなに思われて幸せだよ、ぼくが天国に行ってしまったことは、お姉ちゃんのせいでも誰のせいでもないよ、だからお姉ちゃん、そんなに自分を責めないで! ぼくは三年という人生をまっとうして天国に行ったから」と話してくれました。

 その時、私は今までのことであの父に対してとても申し訳ない気持ちになり、今までこんなに涙を流したことはないと思うくらい、大粒の涙があふれました。

 そして父からたくさんの愛情をいただいていた事に気づき、感謝の気持ちでいっぱいになり、本当に涙が止まらなくなりました。

 二日間の講座が終わり、私は父へ感謝の気持ちを伝えたいという気持ちになり、父宛に手紙を書きました。

 「お父さん、私は弟が他界してから、お父さんは私のことは可愛くないのかとずっとずっと思っていました。

 真我開発講座を受講して、私はお父さんからたくさんの愛情をいただいていたことがわかり、お父さんに対して今、心からありがとうという気持ちでおります。

 弟が天国へ行ったのは、お父さんのせいでも、誰のせいでもなく、三年間という人生をまっとうして天国にいったことがわかったので、私はこれから親孝行して、今までのぶんをお返し致します。

 体に気をつけて長生きしてください」 この手紙を渡したときに父から「ありがとう」という言葉を始めて聞き、今まで見たことのない父の笑顔を見ることもでき、私はとても嬉しくなりました。

 また、初受講のきっかけとなった転職活動に疲れきっていた自分が、今では、仕事をしていても悩みがなくなり、職場では物をもらったり、懇親会に誘われることも多くなり、仕事の相談を受けることが多くなりました。

 しかし、仕事上で問題となることも多々あり、仕事に対する課題は、自分が宇宙の愛を表現するために現れていることだという気持ちでおります。

 受講前に気になっていた私の耳鳴りは一度消えましたが、また再発してしまい、人とのコミュニケーションにまだなかなか自信がもてませんが、これからはまずは相手の話を聞くことを心がけ、真我を体現していこうと思っています。

 ありがとうございました。