(17)20年苦しんだうつ病から抜けることができました 山本秀子さん (仮名・49歳)

(2) 必ず良くなると伝えたい

「本当の自分」を体感して20年のうつ病から回復、断薬へ

患者さまがYSこころのクリニックに出会われるきっかけはさまざまです。

宮島賢也院長の本を読み、うつに苦しみうつヌケしたドクターに診てほしいといらっしゃる方、薬に頼らない治療法を求めてインターネットで調べる中で当院にたどり着かれる方、メソッド開発者・佐藤康行先生の『満月の法則』などの著作を入口に病の根本解消を求めて来院される方など、「心の病の苦しみから解放されたい」とのそれぞれの方の思いから、YSこころのクリニックにたどりつかれます。

今回ご紹介する寛解者の方の場合は、「真我」という言葉がきっかけでした。20年苦しんできたうつの治療法を求める中でインターネットで目に留まった「真我」という言葉に「これだ!」と思って「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)を受診されました。

「真我」とは、真(まこと)の我(われ)という文字の通り、本当の自分のことです。「上司にパワハラを受けてうつになった」「昔の辛い出来事がトラウマとして現れる」「母の冷たい言葉を恨んでいる」等のように今どれほどの苦しみの中にあったとしても、それは潜在意識の中に蓄積した過去の記憶が作り出したものにすぎず、本当のあなたではありません。

顕在意識や潜在意識のさらに奥には、「全ての人を愛し、愛されている心」「愛、喜び、感謝の心」「完璧で完全なる素晴らしい心」が存在します。

これが本当のあなたです。

この心があふれ出してきたときに過去のとらえ方が変わり、抱えてきた心の苦しみが解消していきます。

たとえ心の中が厚く黒い雲に覆われていても雲の上には明るい太陽が輝いています。この太陽が「真我」であり本当のあなたです。

太陽は存在する、本当のあなたは太陽だ、という前提で取り組んでいったとき、心の曇りはスッキリと晴れていきます。

「真我」とは、もともと東洋哲学でも使われている言葉です。日航の再建に当たられた京セラの元会長稲盛和夫さんも、真我の大切さを各所で語っておられます。「真我」を知識として語る人はいたとしても「真我」を誰もが体感できるようにし心の回復にみちびく理論と方法を持っている治療法は、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)が唯一の存在です。その有効性は、この小冊子「寛解カルテ・シリーズ」でお伝えしているように、実績に裏づけられています。

今回の「寛解カルテ」では、20年うつ病で苦しんできた方が「真我」を体感することで回復し、断薬した治療過程をお読みいただけます。

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◆約20年間「うつ病」に苦しみました◆

発病は、結婚後、育児のストレス、嫁ぎ先で周りに友だちがいなかった淋しさ、生まれた環境と違い、夫の父親は厳しかったのでそのストレス、夫の事業の失敗による借金の返済の不安で、うつ状態になってしまいました。

そのころ「うつ」という症状がよく解らず、家にいるのがいやで仕事に出れば気分もよくなるだろうと思って仕事をしていました。

しかし仕事のストレスでますます状態は悪くなり、完全な「うつ病」になってしまい病院も転々としました。「つらい。消えたい。死にたい」と思うようになり、再発のたびに自殺願望がいつもあり、どうやって死のうか?と考えるようになりました。楽になりたくて自殺を実行したのですが未遂に終り、そして入院をしました。

退院をして元気になるとまた仕事がしたくなり、仕事に復帰するのですが、体の疲れ、ストレスでまだ再発です。

そのたびに夫に迷惑をかけ、家族に迷惑をかけ、私はもう治らないのか!一生うつ病とつき合っていくのか!このままでいいのか!真剣に悩みました。「私は変わりたい」と夫に相談しました。夫はインターネットで調べてくれて、私も自分で調べてみたら「真我」という言葉が目に留まり、これだと思いました。迷わずYSメソッドを受診することを決めました。

◆ほんとうの自分に会える!◆

私はこれにかけていたので、2日間集中カリキュラの時は真剣に集中でき真我が開いた時の感動は、今までに味わったことのない感動で、感謝にみち溢れ、号泣で涙が止まりませんでした。すべて愛だということを知り、自分の両親・家族にほんとうに愛されていたこと、生きていてほんとうによかったと心から思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

この感動はずっと続き、カリキュラム受講後、家に帰る途中から変化があり、耳に入る音楽や人の声が新鮮に感じ、周りの風景も美しく見えて、今までにない感動でした。

家に帰れば家族がいつもと違ってやさしくておだやかで笑顔で話をしてくれました。自分でもビックリしました。次の日からも小さな事に感動したり、心の変化は、まず人の目が気にならなくなったこと、迷い不安もないこと、恥ずかしさがなくなったこと、新しい発見がたくさんあり、時間を大切に使い、豊かな気持ちで毎日を過しています。

最後に、うつの薬はほとんど断薬するまでになりました。

ほんとうにありがとうございました。