(2)生き地獄のうつ病が、奇跡のような偶然に導かれ即解消 谷本聡志さん(仮名・49歳)

(4) 治療に取り組むポイント

メソッドの内容を理解し納得してから治療を受けると効果が大きい

今回は、会社で花形の仕事をしていた会社員の方が、うつで「生き地獄」を経験しながらも、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)との偶然のような出会いで、うつを解消していかれた体験です。

「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)による治療を効果的に進めていくために、大切なことがひとつあります。

それは、治療をスタートする前に、メソッドの内容を頭でもよく理解していただくことです。

治療を受けていくときに、よく内容がわからないまま進めるのと、メソッドの内容を理解し納得してから治療を受けるのとでは、寛解までの速さと深さが大きく違ってきます。

今回ご紹介する患者さまは、受診前に「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)の本を手にされ、「人間の心と体の関係について、根底の部分から非常に分かりやすく書かれていて、心底驚かされました」と語っておられます。

「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)の理論と方法へのこのような納得感が、実際にカリキュラムに取り組まれたときの、「本当に、YSメソッドを受ける前と後では、別の人生を送っているよう」という達成度に直結しています。ではご覧ください。

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◆うつ発症で、生き地獄に◆

私が自分のうつに気づいたのは、10年以上前の蒸し暑い夏、中堅の機械メーカーに転職して3年目のことでした。

私は英語ができ、会社でも花形の仕事を任されていたからか、周囲からやっかまれているような雰囲気のなかで仕事をしていました。

だんだん気分が塞ぐようになり、感情がなくなって、頑張ろうにも体がだるくて動かない。それは、まるで自分の体が鉄の塊になったようでした。食欲もなく、吐き気に襲われ、いくつか病院に行きましたが、ネットで評判のいい心療内科の医師ですら「薬を出しましょう」で終わり。

それでも真面目に薬を飲み続けましたが、さらに体が動かなくなり、思考が停止しました。イライラしてその辺のものを手当たり次第に壊したい衝動に駆られても、肝心の体が動かない。まさに「生き地獄」に堕ちていき、本当に死にたい気分でした。

その後、起業塾に通って新しい人脈を得たり転職したりするなかでうつ症状は一進一退を繰り返しました。妻にも心の苦しみを理解してもらえず、いっそ新幹線のホームから飛び込もうか、と思うほど、追い詰められたこともありました。

◆奇跡のような偶然◆

そんな苦しみが続いていたある日、通っていた整体院で紹介されたのが、YSメソッドの本でした。

正直なところ、全く信用していませんでしたが読み始めたら人間の心と体の関係について、根底の部分から非常に分かりやすく書かれていて、心底驚かされました。

さらにビックリしたのは、通っていた整体院のほぼ目の前にYSこころのクリニックがあったことです!

……これは単なる偶然ではない。そう感じた私は、すぐに受診を決めました。

YSメソッドの治療は、これまでの治療法とは全く別物で、その差に大きな衝撃を受けました。心を許して通院できましたし、YSメソッドは方法論が緻密に組み立てられていると感じました。全くムダがなく、よどみなく進むので、ワークを終える度にとても充実した気持ちで帰ることができました。

特にすごかったのは、両親、特に父親とのわだかまりが解け、感謝の気持ちが心から湧いてきたことです。

私の父は平日はほとんど家におらず、家にいるときには、怒鳴られ、殴られた記憶しかありません。ワークに取り組んだとき、そんな父に対して深い感謝の心が出てきました。本当に涙が涸れるほど泣け、感情を表に出すことができ、それが心に良い作用を与えたのだと思います。

◆うつが消え、すべてが好転!◆

今では父に会うたび愛おしくてしかたなくて、父もよく笑うようになるなど、まさに価値観も現象も180度転換してしまいました。

それとともに、うつだった頃の記憶が消えて、体が軽くなりました。

あっと言う間にうつが消えたこの事実は、自分でも驚くしかありません。

今では職場での人間関係も改善し、仕事も順調、周囲からは若返ったと言われ、また妻との関係も非常に良くなって、充実した生活を送れるようになりました。本当に、YSメソッドを受ける前と後では、別の人生を送っているような感じです。