(10)長女の自死をきっかけにうつ病を発症ずっと寂しかった思いが逆転、大きな愛に目覚めうつ病から脱出   関口千賀子さん(仮名・68歳)

(1) うつになって良かった

2日間集中カリキュラムで「心の自然治癒力」を引き出す

当院の治療カリキュラムは、患者さまの病状とご希望に応じて、オーダーメイドの治療計画としてご提供しています。

そのような中で、短期間で確実に病の根本解消をめざす方は、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)の中心プログラムである2日間集中カリキュラムに取り組むコースを選んでいかれます。

2日間集中カリキュラムでは、あなたの中にもともと備わっている心の自然治癒力を引き出すワークに取り組んでいきます。

それは、心の最も深いところに、愛そのものの心、喜びそのものの心として、存在しています。

その心が発動したときに、ご自身の人生に対する大きな気づきが得られ、うつ病の根本要因が解消し、うつ病が消えていくのです。

今回は、2日間集中カリキュラムに取り組んで、長女が自死した苦しみから解放され、魂の救済を得ていった方の体験記です。

今回の体験記の方は、メソッドを受ける中で、「愛がない」「寂しい」と思っていた人生が、「そうではなかった」とひっくり返るようなダイナミックな変化を得ていかれました。

その変化は、カリキュラムに取り組む中で、潜在意識のさらに奥、心の最も深いところにある心(真我=本当の自分)が引き出されてきたときにおきました。これは、生命の働きそのものといってもいい、すべての人の中に共通して存在する心です。

この心が溢れてきたときに、これまで自分が握りしめていたとらえ方が、おおもとから変化していきます。

そのような心の大好転を可能にした心の治療法が、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)なのです。

====================================

◆私はいらない存在だった◆

母が私を身ごもったとき、父にとって私はいらない存在だったらしく、友人のところへ養女に出す約束をしていました。母や親戚の猛反対でその話はなくなったのですが両親は離別。1歳のころから祖母に育てられた私は、「家庭」というものを知らず、ほとんど一人で過ごしながら大きくなりました。

再婚した母が、ある日「あなたがいるから幸せになれない」と私に叫んだんですね。そのことが、父から「いらない」と言われた以上に傷ついたのですが、でも、生きるしかないので生きてきました。犬や猫が親子連れで歩いているのを見ると、うらやましかったです。

両親のことを思うと、結婚が幸せというのは幻想にすぎないように感じました。結婚したものの、それは逃げだったと自覚していました。

お蔭様で2人の娘を授かりましたが、長女は家業の跡取り娘で、これからどういう方向に?と思っていた矢先、3年前に長女は自ら命を絶ちました。

親との縁が薄く、娘も先立ってしまって、ますます自分がわからなくなりました。いつ死ぬか分からないので、夫も私から目が離せない状態が2年くらい続いたと思います。心療内科にも行きましたが、何か違ったんですね。

そのようななか、インターネットでYSこころのクリニックを知り、門をたたきました。

◆魂の救済と、心の解放を体験◆

うつ病と診断を受けた私は、徹底して自分と対面するYSメソッドを受けるなかで、少しずつ気づくことがありました。

一番大きな気づきがあったのは、2日間の集中カリキュラムです。

68年間、生きている実感もなかった私が、ここにきて魂の救済、心の解放に接したのです!宇宙の愛、崇高な愛に触れたことがもう本当に衝撃で、ただただ「ありがとうございます」以外にはありません。

長女が肉体を捨ててまで私に気づかせてくれたのは、私のなかに娘が生きていること、そして娘が私を真我に導いてくれたということでした。

幸せが感じられなかった結婚生活でも、夫は徹底して私を支えてくれて、一度たりとも手を離さず、つかみ続けていてくれました。

軽く考えていたのですが、それはとんでもない間違いで、ものすごく重い意味があったということを、目が覚める思いで分からせていただきました。

◆壮大な愛で、天地がひっくり返った◆

両親との関係にも本当に深い意味があって、父が私を手放そうとしたこと、母からの愛情が薄かったことは、必ずしも重要なことではないとはっきり分かりました。愛がない、寂しいと思っていましたが、愛とはそんなちっぽけなものではなくて、とても壮大なもの。それに気づいて、天地がひっくり返りました。

この方法を開発された佐藤康行先生の大きな愛にも胸を打たれ、感動でいっぱいになりました。

私の中に真我がある。心の底からそう思ったとき、うつが消えていました。

本当に死ななくてよかった、生きてきてよかった! 生かされている自分で、これからどのようにご恩を返していけば良いのか? 長かった苦しみを超え、今その気持ちまで辿りつくことができました。本当にありがとうございます。