(10)うつ病で休職するも、元気に職場復帰へ 津田義則さん(仮名・57歳)

(4) 治療に取り組むポイント

うつの心が喜びと感謝の心にスイッチ

「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)は、あなたの心の最も深いところにある「心の自然治癒力」を引き出すことで、病を解消していきます。

治療の目標は症状を治すことですが、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)では、「自然治癒力を発動させること」を目標とし、その結果、症状は消えていくという方向性です。

「治りたい」「病から解放されたい」という思いは、治療の原動力となりますから、大切です。けれども「病を治すこと」に意識が向かうと、逆に症状を固定化してしまいます。人間の心には、そのような働きがあります。

病の根本解消は、あなたが意識の焦点を「心の自然治癒力」を引き出すことに合わせ続けたときに、一気に進んでいきます。

この「心の自然治癒力」は、あふれ出てきたときに、愛の心、感謝の心、喜びの心として体感されます。この心が本当のあなたです。

外から付け足さなければならないものではなく、あなたの中にもともとある力ですから回復が確実なものとなります。

今回ご紹介する体験談では、このような感謝と喜びの心が溢れ出てきたときに、うつの心がスイッチしていった体験を語ってくださっています。

どうぞお読みください。

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昨年体調を崩した私は、内蔵が悲鳴を上げとても仕事をできるような状況ではなくなりました。

病院に行っても異常なく、薬を飲んでもおなかの痛みは良くなりません。やがて会社へ行く気力もなくなり、寝ているだけの状況で、気がつけばうつ病にかかり、3・4ヵ月が経過しました。そしてついには休職してしまいました。精神状態もぼろぼろで、しまいには「死にたい」「生きていても意味がない」と思うようになり、肉体的にも精神的にも人生で最悪の状態でした。当時は職場の人間関係も悪く、いじめられていると思っていました。

本来なら安らげるはずの家庭も、娘から友達口調で話されるのが許せず、ますます自分で自分を追い込みました。本当に最悪で精神的に落ち込む一方だったのです。

そんな中、義理の母親が、東京にうつ病を治す専門のクリニックがあることを教えてくれました。それがYSメソッドを受けるきっかけでした。初回の診察、カウンセリングをおこなって、翌週には集中カリキュラムに参加し、また翌週もと、たて続けに受診しました。

自分の過去を振り返るワークを行った集中カリキュラムでは、家族や両親やご先祖様など、周囲の人たちへの「感謝の思い」がどんどん溢れ出て号泣しました。「ここまで感動できるとは!」という驚きの体験でした。心の芯から「ありがとう」という気持ちになり、なにか溜っていたものが一気に出し切れた感じです。

うつ病になってからは悶々と「なんで自分だけこんなつらい病気になってしまったのだろう」と思っていました。しかしYSメソッドを受けてたった数回のセッションで喜びと感謝の心で生きていく人生にスイッチすることができました。

うつも消えて、近々元の職場へ復帰します。これからは職場でも家庭でもみんなに感謝の言葉を伝え行動で示し続けようと強く思っています。

執着心・価値観・うつ病の薬を捨てることができた 辻田芳信(仮名・39歳)

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執着心を捨てることがうつ病の改善につながる

YSこころのクリニックがご提供している「2日間集中カリキュラム」の一つである「解放」のカリキュラムの中に「捨てる」ワークがあります。自分がよいと思うものも、悪いと思うものもすべてを心の中で捨てていくワークです。

ここで捨てようとしているのは執着心です。執着心は、人間の心を苦しめる一番に来るものだといわれます。すべての執着を捨てることができたとき、身も心も一気に軽くなり、心は透明になります。そして、もともと自分が自由で満たされた存在であることに気づき、喜びがあふれてくるようになります。

すべてを捨ててしまうと、手元に何も残らなくなると思われるかもしれませんが実はその逆です。すべての執着を捨てると、自分のものと他人のものを分け隔てる心も消えていきます。

例えば、まわりの人に対して、「この人は自分の味方」「この人は敵」と分けると、安心できる相手は一部の人だけになります。けれども人を選別する心がなくなり、すべての人が愛する存在になれば、すべての人が自分の味方になります。そうすれば、すべての人間関係が良好になり豊かな人生を手にすることができます。

今回ご紹介する寛解者の方は、2日間集中カリキュラムで執着心、価値観、薬を捨てることができ、お母さんやご家族との関係が改善したうえに職場の人間関係も好転していかれました。

「捨てる」ことが、うつ病と現実の改善につながった体験談です。

どうぞお読みください。

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自己中心で、調子に乗っていた自分は、力量、適性も考えず、勢いにまかせて2年前に転職し、ある外資系企業の課長職を得ました。

しかし、社風や仕事になじめず、うつを発病し退職に至りました。

心療内科の投薬の効果もあってか、約一年前に再就職を致しましたが、また違う外資系企業の管理職を選んでしまい、結果として仕事は行っているが薬(安定剤・精神向上剤)を増やさなければ不安にかられ、部下からのつきあげに苦しみ、当然営業成績も最悪、社内、社外の自分に対する評価が気になって仕方がないという、悪い方のスパイラルにはまりました。

2年通っていた心療内科の医師の前では、とりつくろっていましたが、再びうつ状態でした。

そんな時にYSメソッドを知り、「2日間集中カリキュラム」の治療を開始していきました。

そこでは、自分を苦しめていた執着心、価値観を捨てた時に、性癖の原因が手に取るように理解できました。自分の性癖に他力本願というのが根深くあるのに気付き、他力本願を捨てないと何も変わらないと思いました。

薬はまさに他力本願なので、すぐにやめることができました。薬をやめて、悪くなるわけではないし、今は「何だったんだろう?」という感じです。

そして、もう一つ気づいた点として、私の中に他人からよく思われたい、かっこよく思われたい、ということに価値観をおき、結果自分を見繕い、本当の自分を完全に閉じ込めていました。

まさに、過去の自分を一番に表現したものが、仕事の選び方でした。「2日間集中カリキュラム」で仕事を最後に捨てた瞬間に、仕事こそ世間体に執着する自分の苦しみそのものであり、また、仕事を選ぶより会社名、役職名で仕事を選んでいたことに気づきました。

私の他力本願と執着心は母から受け継いでいました。

母はというと、神社、お寺にお参りに行くことが救いと考えるタイプで、さらに、以前から心配ごとがあると占い師のところに通ったりしてくれ、おかげでいつのまにか私の家にも厄除けの札がはってあったりしました。今はもうないのですが!

そして、幼少の頃からの私に対する「こうなって欲しい」「こうでなければいけない」という母の強い思いの影響を受けた結果、多少背伸びをしてでも会社名と役職を求めたのだと思います。仕事がうまくいかないのも当然の結果でした。

しかし、「2日間集中カリキュラム」受講中に、最初に勤めた会社の倒産や、その後世間的には転職に成功したものの、うつを引きずる苦しみの意味が、手に取るように理解できました。

決定的な気づきは、自分の子どもへの連鎖を止めなさい!ここで変えてしまいなさい!と言っていると思えたことでした。

自分と母の繋がりは強い。母を助けたい、母にも変わって欲しいと思いました。毎日、佐藤康行先生のCDを聞いていますが、その言葉の中で「何があっても真我が一番!」というフレーズが頭にこびりつきました。

「2日間集中カリキュラム」後の1週間は、仕事をおいて母の所へ通いました。導かれたというのか、勝手に動いていた感じです。色々な過去の出来事に対する気づき、生かされている実感、感謝、そして自分の子どもへの影響と全て母に伝えました。それでも母は何故自分が受けなければならないのか、分からないと言いました。

結局、YSメソッド基礎講座に誘い、一緒に参加しました。そこで、オセロを例に、黒の連鎖を断ち切りましょうという話が、分かりやすかったようで受講の決断をしてくれました。

母は2日間集中カリキュラム受講後、驚きの変化です!つきものが落ちた感じです。

自分の変化としては、例えば以前であれば妻に対して「お金を貸してくれ」なんて、かっこ悪いし、反応が気になって、とても言えなかったのですが、今は平気ですし本当にお互い自然体になってきています。

職場では、部下と距離感があって、殆ど口を利いてくれない雰囲気でしたが、少しずつ会話が増えてきました。

先日、上司に電話で怒られても、なんともなかったです。「あっ、怒ってくれている。怒ってくれている」と思った自分がいました。ヘラヘラしていると思われたのか、余計に怒られてしまいました。(笑)

自分の中には、まだまだ色々あると思います。これからです。

これからも、真我を追求していく中で、自然に答えが出てくると思います。

最後に、受診のきっかけを作ってくれた弟を初め、驚くほどの縁の数々、本当に世界は一つですね。

感謝、感謝です。