No.206 性的いたずらされた恨みが、愛に変わった! 広島県・52歳・女性

(1) 親子

投稿日 : 2014年4月30日 

真我メソッド(真我療法)体験談

性的いたずらされた恨みが、愛に変わった!

 私は、2009年9月に「未来内観コース」を初受講してから、「宇宙の真理コース」まで受講させていただいて、数々の変化を体験してきました。

 受講後は、必ず実家の母や育ての父に感謝の気持ちを伝えていました。家族からも「Yさん変わったなあ~」と言ってもらえるほど変わっていく自分を実感していました。

 しかし、しばらくすると「気がつくと自分を責めている」という風になっていました。その最もたるものが薬を飲む時です。

 いつまでも薬に頼らないといけない自分が認められなくて、飲まないと不安でいけないのに、飲むたびに「私はまだお金を使っている。以前と変わってないのでは?」と自分を責めていました。

 もともと真我開発講座に導かれたきっかけが、ボロボロだった自分の体をなんとかしたくて通い始めた整体で、体にいいと勧められて飲み始めた健康食品にかけるお金が半端ではなく、夫に黙ってつくった借金が膨らんで苦しくて苦しくてたまらなくなったためでした。

 初めての「宇宙の真理コース」を受講後、佐藤学長の後押しもあり、帰宅後するぐに夫に借金のことを打ち明けると、「ああそう」で終わったというミラクルを体験し、私の心はどれだけ救われたかしれません。

 本当に今思い出しても天にも昇るほどのミラクル体験でした。

 その後、その整体の健康食品はあまり飲まなくなったのですが、結局体がしんどいために別の薬を飲むようになりました。

 これは、現在の収入でも買えるものなので気にしなくてもよいかとも思いながらも、やはり「薬を飲み続ける自分」というものが「このままでいいのか?」と常にどこかで思っていました。

 そう思ってみていると、実家の母が寝たきりの体で、常に山ほどの薬を飲んで生きてきた人でした。

 母そっくりの私がなんとも受け入れ難く、常に「認められない自分」をもてあましていました。

 今回の「天使の光コース」再受講では、「10歳の頃、義理の父に性的イタズラを受けていた」ということを材料に掘り下げてみました。

 私は、すでに「未来」「宇宙」と受講していますので、この件についてはすでに許しているつもりでした。

 でも今回の受講で「許すとか許さないとかいう次元ではない」「問題そのものがなかった」ということに気づきました。

 性的イタズラを受けていたのが10歳の頃だったので、自分のことを完全に被害者だと思って恨んで生きてきましたが、世の中には被害者も加害者もない、「なんで、私?なんで、私?」と永らく恨んできましたが、「私だから」引き受ける力があったのだと思えるようになりました。

 掘り下げていく過程で、義父を恨んでいると思っていましたが、なんと義父と結婚した母への恨みの方が強いことにも気づきました。

 でもさらに掘り下げていくうちに、なぜ母への恨みが強いかというと、それだけ母の愛情が深いからだと気づきました。私が恨んでいる間中、ずっと私の恨みの対象として耐え続けてくれていたのです。

 なんでも「人のせい」にして生きてきましたが、恨む相手がいる幸せを思い知りました。それだけ私のことを愛してくれている人がいるということです。

 顔を見たこともない実の父に対しても、「きっと父は、自分ではよう私を真我に導けないから、義父に託したんだ」とさえ思えるようになりました。そうして、すべてが愛だった。

 愛しかなかった。と気づいたとき、講師に「良かったですね。気づかせてもらって」という言葉と同時に「ちょっと重たいバーベルを持たせてもらいましたね」という言葉をかけていただきました。

 私はその時、さめざめと泣きました。「わかってもらえた」と心底思いました。

 魂が救われたというのはこんな感じかなと思いました。と同時に私の中から「やっとわかってくれたんだね、嬉しい」という声が聞こえてきました。それは、私の肉体からの声でした。

 私の肉体が「私」に対して、「やっとわかってくれたんだね」と言ってくれたのです。

 私は長年、母や義父を恨むのと同じ力で自分の肉体をののしり、さげすんできたことにやっと気づいたのです。

 小さい頃から痛みと体調不良に悩まされ、その度にこの肉体に不平不満を言い続けてきていたのです。

 義父や母への恨みを表に出せないぶん、体に対する憤りは許せないほど強かったのです。

 そのことに気づいたとき、私はやっと自分の肉体に対して「よくぞ今まで私の恨みに耐えてきてくれたね。ありがとう」という気持ちになれたのです。

 だから、肉体から「やっとわかってくれたんだね」という声が聞こえてきたのでしょう。

 私の心が私の肉体を痛めつけていた事実に目覚め、そこから解放された瞬間でした。

 実は、借金のことを夫に話し、気が楽になったはずでしたが、今度は借金こそなくなったものの、貯金が少ないことを問い詰められたらどうしようと気にしていました。

 そのため、いまだに薬に頼っている自分が許せなくて、これではいけないと悩んでいたのです。

 しかし今回、本当にすべてが愛だったんだ、すべてが必要なことだったと魂の底から思えたとき、そこにかけたお金も経験もすべてが必要だったんだから問い詰められても怖くないと思えるようになりました。

 というか、母や義父への恨みも妄想なら、問い詰められたらどうしようというのも妄想だとわかったのです。

 すべては愛でしかないのですから。受講後、私の生活は力まなくなりました。

 以前は受講後すぐに実家に行き、「今言わなきゃ二度と言えないかも」という思いで、母や義父に感謝の言葉をかけていました。

 でも今回は普通にしてていいんだと思っていたら、本当に普通に感謝の言葉をハガキに書いて出せるチャンスができました。薬に対しても罪悪感はなくなり、「好きなだけ飲めばいい。不要になったら止めるだろう」と思えるようになりました。

 今までは、「飲んではいけない」という思い込みがよけい薬に執着させていたような気がします。気にしなくなったら、いつか本当に不要になる時がくると思えるようになりました。

 今はむしろ、「薬を飲んでても、人並みに働こうとしてくれたんだね」と自分に感謝です。同じように母に対しても、山ほどの薬を飲んででも生きてくれているんだねと感謝の気持ちがわいてきます。

 実際、実家の母はなぜかしらとても体調が良くなり、ずいぶんと元気になりました。私の恨みから解放されたのかしらんと思うほど(笑)。

 かくいう私も本当に体が軽くなりました。

 背中のギシギシ感から解放されました。力まなくて生きるというのは本当に楽ですね。

 私の中の「健康が善で、病気は悪」という思い込みもなくなりました。

 どんな体でも、何が起こっても「私はこの体と生きていく」、それが私の使命だと気づいた今、毎日が楽しいです。

 ありがとうございました。