(8)子ども時代に背負ったトラウマによる長年のうつがスッキリ解消 岡野真奈美さん(仮名・48歳)

(2) 必ず良くなると伝えたい

子ども時代に背負った強いトラウマも解消

当院には、さまざまなトラウマ(心的外傷)を抱えた方が来院されます。

今回ご紹介する治療の体験談は、幼少期に母親から言葉の暴力を受け続け、それがトラウマとなって、長年うつ病を患ってきた方のものです。

「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)では、どれほど強いトラウマであっても解消することが可能です。

それは、「〇〇された」という過去の出来事があったとき、その出来事は変えられなくても、「その出来事をどうとらえるか」というとらえ方は変えることができるからです。

これは頭のなかで、マイナスをプラスに考えようとするのではありません。

「生命」という観点から、過去の出来事を掘り下げていき、その奥にある「真実」をみていくのです。親のことをどれだけ恨みに思っても、「その父母がいなければ自分の存在ない」ということは、生命の真実です。そして、生命体としてみたとき、親の究極の願いは子孫の存続です。これは考え方ではありません。生命の「真実」です。

このような「真実」がみえたときに、大きな気づきがあらわれ、過去のとらえ方が一変します。心の奥底から深い感謝があふれるとともに、トラウマが解消していきます。

生命の観点から存在の「在り方」をとらえる「生命意識」は、顕在意識(考え方)や潜在意識(思い方)のさらに奥にあるものです。

そして、これはすべての人の中に存在するものです。

もともとあるものを引き出し発動させるというアプローチだから、「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)はすべての人に効果を発揮することができるのです。

それでは、トラウマが解消していく実証例をご覧ください。

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◆言葉の暴力を受けて育った幼少期◆

私はこれまで20年以上、うつ病でした。

私の母は攻撃的で、今思えば寝込むことも多かったので、母もうつだったと思います。両親と私と妹の4人家族だったのですが、親は妹を溺愛していて、私はのけ者にされていました。両親からものすごい言葉の攻撃を受けた私は幼少期からトラウマを強く背負って育ちました。

私がホッとできたのは誰とも顔を会わせなくていい夜だけでした。朝になれば辛い1日が始まるので、小学校の高学年ぐらいから朝起きられなくなっていったのですが、女性の平均寿命は83歳だと聞いていたので「あと何十年、このまま生きるんだ?」と辛いことばかり考えていました。

20代のころは勢いで何とか頑張れましたが結婚後はいろいろありまして、夫と別居してからもっとひどくなり、別居という名の「引きこもり」になってしまいました。

経済的に自立しようと社会に出たのですが、1年頑張ってまた引きこもりになってしまって……。ここで頑張らないと、野垂れ死ぬんじゃないかと思い、昨年もう一度外に出ました。仕事や感情面のストレスはものすごくて、夫への恨みや、親に対するフラッシュバックもバンバン起こっていました。

◆朝の目覚めも心もスッキリ◆

瞑想や催眠療法もやってみましたが、余計悪くなってしまいました。もう断捨離ぐらいしかできることがないと思い、インターネットで「全部捨てる」と検索したら、出てきたのが佐藤康行先生の情報でした。

そして辿り着いたのが、YSこころのクリニックだったのです。

親への恨みバンバンの私で、カウンセリングでも最初は文句をずっと言い「うつが治るわけがない」と思っていましたが、受け始めて割とすぐ、重苦しかった朝の目覚めがすごくすっきりしたのです。「これは何かの間違いだろう」と思っていましたが、翌朝また目覚めすっきりでした。

さらに受診を続けていったところ、あんなに恨んでいた親に対する感謝が出てきて心まですっきりしてしまいました。もちろん、こんなことは人生で初めてでした。

診察いただいた時、院長先生と「朝、すっきり起きられたらいいですね」と話しましたが、実はずっと疑っていました。でもまだ毎日すっきり起きられて、それだけでも自分に自信がついています。

◆人生に「まさか」があった◆

うつになっていた時は、予定が入れられないんですね。

なので、今は行動のバリエーションが広がって、人生がすごく楽しくなっています。治っちゃったと自覚できて、本当に嬉しい毎日を過ごしています。

そういうわけで、私がお伝えしたいのは、「人生にまさかがあります」とよく言われますが、私はついに「まさか」を見つけたということです。

まさかうつが治るなんて!

このことは本当に驚きです。もう、ゴールデンライフで治りっぱなしの人生です。これからはすごく楽しく生きていって、この喜びを世の中へお伝えしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。