(4)医師から「お手上げ」と言われ、リストカットするほど苦しんだうつ病が一挙に改善!職場の雰囲気も明るくなった! 中村博子さん(仮名・38歳)

(1) うつになって良かった

うつ病の原因は「過去の記憶」の中の「うつ因子」にある

今回は、うつ病が悪化していく中で、医師から「ほとんどお手上げの状態だ」と言われていた方が、YSこころのクリニックの治療カリキュラムに取り組む中で、ご自分の心を痛めていた「過去の記憶」を掘り起こし、それを解消していかれた体験記です。

この体験記では、うつ病の症状が悪化していく中で、当時の主治医も原因がつかめずに医師から「ほとんどお手上げの状態だ」と言われた経験が語られています。

これが日本の精神医療の現実です。

うつ病の原因は、わかっていないのです。

原因がわからないので「とりあえずお薬を処方」という治療となり、長年お薬を飲み続けることになっていくのです。

標準的なうつ病治療である、お薬による治療の寛解率は30%です。

治療を始めた100人のうち30人しか寛解しないということです。

さらに、その30%の方の再発率は60%です。

再発を重ねると再発率はさらに上がっていきます。

一方、YSこころのクリニックがご提供している「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)の寛解率は90%を超えています。それは、うつ病の原因が「過去の記憶」にあり、「過去の記憶」の中に存在する「うつ因子」を解消すればうつは消えていくという、確かな理論と方法論を持っているからです。

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◆頭のなかで何かが弾けた◆

私は結婚後、夫の父親が経営する自動車販売の会社で事務の仕事をしていました。会社は家族経営で、事務所では夫のほか、社長である舅と姑、そして何人かの従業員と常に顔を突き合わせて仕事をしています。

特に姑との軋轢は大きな負担でした。

ある日、仕事中に頭のなかで何かが弾けるような感覚があって、急に涙が止まらなくなってしまいました。だんだん体が動かず重くなり、何をすることもできなくなっていきました。さらには言葉すら出なくなってふさぎ込むようになり、全く眠れない日々が続きました。

コンビニに行くことすら恐ろしく、家から一歩も出ない日が続き、病院でうつ病と診断された私は抗うつ薬を飲んで少しは出歩けるようになりました。

しかし、薬の副作用なのか、何を食べても味がしなくなって、食事もとれなくなりました。

なんとか仕事に復帰したものの、うつの症状はどんどん悪化していきます。

医師も原因がつかめず、「ほとんどお手上げの状態だ」と言われてしまいました。そのうちに私は「早く死にたい」としか考えられなくなってしまい、リストカットを何度も試みました。

そんな私を見て夫が探し出してくれたのが、YSこころのクリニックだったのです。

◆新しい自分が出現◆

このクリニックでカウンセリングを受け、ワークをしたところ、とてもウキウキした気持ちで帰ることができました。

帰り道、途中でお店に寄ってご飯を食べたのですが、なんと味がするのです! 「ご飯ってこんなに美味しいんだ!」 そんな気持ちを味わえたのは本当に久しぶりでたまらなく嬉しくなりました。

その後、2日間の集中カリキュラムに参加した私は、自分の過去を自分で洗い出していく作業をしていきました。

それは自分の心の膿みを出していくような作業でしたが、カリキュラムを通じて自分が子どものころ両親が離婚をし、その時の辛く寂しい気持ちを思い出すシーンがありました。あの時の体験や記憶が今につながっていて、自分の心を痛めていた……。カリキュラムの最中は本当にしんどかったですが、それに気付くことができたのは大きかったです。

カリキュラムが終わった後は、心を覆っていた壁にぽっかり穴が開き、そこから光が見えてきた感じがしました。

◆職場が明るくなった!◆

まず、大きく変わったのは「周囲の人があってこそ、自分がいるんだ」という感謝の気持ちを伝えるようになったことです。うつ病はすっかり良くなって、抗うつ剤などの薬を一切飲まなくても大丈夫になりました。

いまでは、姑も舅も従業員も、いつでも助けてくれる存在です。

職場の雰囲気も、人間関係の壁がなくなって明るくなりました。

うつ病になる前よりも、今のほうが元気いっぱいです。

前は人付き合いが良くなくて、友達と会うのもあまり好きではありませんでしたが、今は友達と会うのがすごく楽しいです。

私をまるごと救ってくれた夫には、本当に感謝しています。

これからは、家庭に仕事に頑張って、さらなる幸せをつかんでいきたいと思います。