投稿日 : 2014年4月20日 No. 92
私は、息子(5歳)を愛せなくて、このままでは虐待してしまうのではないかと恐れ、何とかしたいと思って受講しました。
息子を愛せない理由は、自分が両親とうまくいってなかったからだということはわかっていましたが、自分ではどうにもできなかったのです。何がきっかけで両親に愛されなかったと思ったのかわからないけれど、4、5歳ぐらいのときにそう思い込んでしまい、以来、自分は親にも愛されない欠陥だらけのダメダメ人間なんだと思ってしまったのです。だから、欠陥を埋めるため、欠陥を隠すために全精力を注いでいました。いつも周りにどう思われているか気になっていました。
受講のとき、ワークの一人目は息子で取り組みました。そして、息子が、私をママに選んで生まれてきてくれたことに始まり、生まれてからもずっと私を愛してくれていたことに気づきました。最近になって私をイラつかせ、息子を虐待してしまうのではと私を不安にさせたことも、私に真我を開かせるための息子の大いなる愛であったことに気づき、彼に心から感謝するとともに、私も心底、彼を愛していると思いました。息子は、生まれる前から私を愛してくれていたのです。すべて彼のおかげでした。
そうやって、一人目のワークで息子の深い愛に触れた後、二人目に母で取り組もうと用紙に向かったら、なんと、さっきまで頭の中で渦巻いていた母への恨みつらみが消えていました。そのときは、「あれ?何に怒ってたんだっけ?」という不思議な感じがしました。まさに、電気がパチッとついて、その光が母への恨みつらみを一瞬で消した感じでした。
そして自分の意識が今の今まで4、5歳のときのままで「お父さんもお母さんも私のことキライなんでしょ、バカー」とスネたままだったことに気付きました。
母への恨みつらみが消えた感じがした後は、その4、5歳の私の意識から自分が切り離されて視点が変わり、高いところから4、5歳の私がスネていることも、当時の両親が私を愛してくれていたことも両方見えるという感覚でした。
両親が本当は愛していくれていたのだと気づいたら、今までに悩んでいたのは何だったのかと思うくらい心がスッと軽くなりました。そして、愛されていたことがわかったら、同時に私は何も欠けていない、完全な私だったのだと実感でき、両親への感謝が込み上げてきました。
講座が終わり、新幹線に乗って家に帰り着いたのは23時くらいでした。夫も子供だちもすでに寝ていました。
それで、子供たちの顔を見てから、両親に手紙を書きました。書きながら過去のことをいろいろ思い出しました。親に嫌われていると思っていた私にとってつらいことばかりだった過去は、ちゃんと親に愛されていたと感じられる幸せなものに変わっていました。それと同時に両親の気持ちを感じとることができず、ずいぶんひどいことをしたと申し訳なさでいっぱいになりました。
手紙に「ありがとう」と書いたのはもちろんですが、たぶん、初めて「大好き」と書きました。ずっとスネていたので幼いころから親に「大好き」と言ったことなどなかったのです。
翌日、子供たちと一緒にその手紙を渡しに両親の元へ車で行きました。車の音で私たちが来たことに気づいて家から外に出てきた両親は、とても素敵な笑顔でした。ずっとこんなに優しく笑いかけてくれていたのに気づいていなかったのは私だけだったことに、また気づかされました。
手紙を読んで両親がどう反応したのかはわかりませんが、「大好き」なんて書いた手紙を両親に渡した自分にビックリです。
今回の受講のきっかけとなった息子への反応ですが、受講前は彼に触れられるのも嫌で、手を払いのけたり「触るのな!!」と怒鳴ったりしていたのですが、受講後は息子がかわいくて仕方なく、うるさがられるほど抱きしめています。
息子は、泣き虫で、とても弱虫だったので、保育園のお泊まり保育など大丈夫かなあと心配していたのですが、お泊まり保育の当日は、まったくグズることもなく、「お母さんもう帰っていいよー、バイバーイ」とさらりと言われました……ありえません(笑)。
二日間、本当にありがとうございいました。何十年も悩んでいたことが一気に消えてなくなった感じです。本当に嬉しいです。
でも正直、真我が何かはわかりませんでした。だからまた、講座でお世話になります。よろしくお願いします。