投稿日 : 2014年4月20日 No.85
■職人タイプの私
私は、環境分析会社で10年くらい働き、脱サラしました。私は組織が苦手な、職人タイプの人間です。人と何かをやっていくというよりも、自分でコツコツやっていくことに向いている人間で、組織の中で働くことを続けていくうちに「会社を辞めたいな」という想いが募り、今から8年ほど前に脱サラして、独立しました。
独立後は、前職とあまり関係のない行政書士という形で仕事を始め、その後、ISOのコンサル会社を立ち上げました。
このようになってくると、仕事全体を一人では回せなくなってきますので、営業の方やコンサルタントの方に仕事を協力していただくようになっていきました。そして気がつくと、もともと組織が苦手で会社を辞めたのに、自分でまた組織を作り、そこで仕事をするようになっていました。
さらにそのスタッフも、私がやりやすい新人ではなくて、コンサルタントの方などはやはり大手企業で実績を積んできた年配の方ばかりです。いわゆる一匹狼的な方が多く、組織をまとめることが苦手な私が、そんな組織をまとめなくてはならなくなっていきました。
■人間関係で悩み始め……
私は、ただただ困り、社内の人間関係で悩み始めました。すると、お客さんとも良好な関係を築くことができなくなり、今度は売り上げやお金でも悩み出しました。この状態が続くと体もおかしくなってきて、不眠や健康診断で×や△がたくさん付くようになってしまい、とにかく何をやってもよくないという状態に陥っていきました。それが、今から2年ほど前でした。
そんな時、図書館でたまたま佐藤先生の本を目にしました。最初の感想は「怪しい……」というものです。ホームページで真我開発講座のことなどもチェックしました。たった2日で変われるわけないだろうと、何か強烈な洗脳をされても2日では変われないだろうと、とにかくこれは絶対に良くないと思っていました。
ただ、頭の片隅に「ここなら助かるんじゃないか」と引っかかっていたようなのです。
そのうちに、人間関係、お金、健康など自分の状況がさらに悪くなっていき、もうどうしようもないと思ったときに、ふと真我開発講座のことを思い出しました。それで、とりあえず連絡して、結局、受講することになったのです。
■自分の中で他人の所為にしていた
受講して気づいたことは「すべての問題は自分の中で他人の所為にしていた」ということです。会社のスタッフ、お客様、社会……、それらが悪いから自分にトラブルやいろいろな問題が起こり、うまくいかないと不満を持って、どんどん負の方に入っていってしまったのだと思えました。
結局、すべては自分の心の問題であり、物事の捉え方だったり、その捉え方のルーツみたいなものを2日間の講座でわかった感覚がありました。
受講直後、会場からの帰り道では、ものすごく嬉しい気分になり、道行く人たち、サラリーマンやOLやおじいちゃんやおばあちゃんにまでとにかくみなさんに挨拶したくなるというか、全然知らない人たちに握手したくなりました。
それぐらい、他人と自分は一つなんだと、他人と自分は深いところでは一つなんだという確信が体の中に漲っていて、この感覚もすごいなと思いながら帰りました。
次の日からは、その感覚を持続したまま仕事に取り組んだわけですが、やはり感謝することが増えました。もともと周りにまったく感謝していなかったということもありましたが、感謝するようになって、なんと言いますか運がよくなっていく感じになりました。
■売り上げが前月比600%に
気づくと、その月の売り上げが、それまでのひと月と比べて600%(6倍)になっていました。
その年は前年の3倍の売り上げで推移しまして、最近、新規の事務所を作るなど事業は拡大し、仕事面での成果は以前と比べものにならないほど順調になりました。
仕事の成果と同時に周囲とのコミュニケーションも円滑になりました。たとえば、以前はお客様が人を襲う熊のように見えたというか、油断していたらやられてしまうような感覚だったのですが、今はお客様が羊のように見えて、その羊と戯れているような感じになっています(笑)。
私の健康面も見違えるほどよくなりまして、夜はぐっすりと眠れますし、健康診断もまったく問題は出なくなりました。
今まで抱えていたすべての問題は、やはり自分の心の問題だったということが、結果としてわかり非常に感謝しています。
事の起こりは仕事での悩みでしたが、それは結局、仕事に症状が現れているだけで、自分の根っこというか、それは自分の心の問題でした。その問題が仕事以外の健康面やお金の面などいろいろなところに出たということで、その根本を何とかしない限りは何も解決しないということを、あの2日間の受講で気づきました。そして、受講後にこの思いをいかに持続できるかということが、私の課題なのではないかと思っています。
■自分の根本がわかってよかった
ちなみに、真我開発講座のことは、経営者の仲間に伝えました。その方々も何人か受講してくださり、みなさん「とてもよかった」とおっしゃってくれました。
私は、今の時期に心のこと、根本のことがわかってよかったというのが正直な感想です。このことをあと十年、二十年先に気づいたとしても、打つ手がなくなってしまっていたり、狭まってしまうのではないかと思います。ですから、今「真我」に出逢えて、本当に感謝しています。
新しい教えとかではなくて、自分の中にあったのですね。それが今まで見えてなかったようなものでした。カバーのようなものに覆われていて、その状態でこれが自分だと思っていたのですが、講座でそのカバーをパラっと外して、その下にあったのが本当の自分だったとわかった瞬間、すごく気が楽になった次第です。
本当にありがとうございました。