投稿日 : 2014年4月20日 No.31
私は、傍目には何の不自由もない人間に見えるかもしれません。家族はみな健康で仲がよく、お金にも困っていません。自分の仕事もあります。なのに私の中の何者かがよしと言わないのです。心はいつもなぜか空しく、ともすれば無気力、うつに陥りかねない状態です。何をやっても自分に自信がもてず、自分のことが嫌いでした。
そんな時、佐藤先生の本に出会い、心が楽になるのを感じ、受講を決めました。
最初に受けた『未来内観』はとてもユニークですばらしかった。でも私は、真我が本当に開いたのか正直いって自信がもてませんでした。その後も次々と受講していきましたが、講座中の気持ちが保てず、相変らず仕事はつらいし、確信がもてないのです。
今回、『真我瞑想』をうける前の気持ちは、あまり前向きではありませんでした。まあとりあえず、瞑想のやり方がわかればいいやくらいに考えていたのです。
ところがそれは、とんでもないまちがいでした。
一日目は雑念の流れの中で過ぎていきました。二日目のヒーリングライブの最中の事です。わたしは気持ちよくリラックスして音の流れの中に浸っていました。
きっかけは何だったのか、今となっては、よく思い出せないのですが、わたしはとんでもないことに気がついたのです。わたしの中のもてあまし者、何をしても満足しないこいつこそが正しかったのではないかと。
「そうなの?」と問いかけてみました。すると突然涙があふれてきたのです。わたしは自分の直感が正しいのだと悟りました。「あぁ!そうだったんだ!長いことわからなくてごめん。」と自分に謝りました。なんとも言えない気持ちが涙とともにあふれてきてとまりませんでした。
私はいままでだだっ子のような困りものの自分を、4才くらいの私のイメージでとらえていました。ところが一瞬にして、そのイメージはひっくり返り、表側の大人だと思っていた私の方が、わからず屋のだだっ子だったのだと悟りました。
私にしてみれば、まさに天地がひっくり返るほどの大ショックで頭がぐらぐらしました。
でも同時に、前の3つの講座でやったこと、得たことがつながったと感じました。
わかってみれば、どうして今までわからなかったのか不思議な気がします。それだけ私の心をおおっていたフィルターが歪んでいたということです。何をしても気に入らない私こそが、常に私を正しい方向に導いていたとは。
佐藤先生は「本当のあなたは迷っていない」と本の中でおっしゃっていますが、今はこの言葉の意味が本当によくわかります。
私は47才にして初めて、自分と本当に和解したのです。それは真我と出会ったということでもあります。
帰りの電車の中で私は、自分が本当に変わったことに気づきました。周りにいる人たちが、みなとても好ましく見えたのです。それまでの私は他人に対して漠然とした反感をもっていました。その反感がすっかり消えていたのです。
そして私は、今自分のしている仕事が何のためのものなのか、はっきり悟りました。
今まで目標だったものは、目標ではなくなり、新たなすばらしい目標に向かって歩き出している自分に気づいたのです。
一年前、佐藤先生の本と出合わなかったら、私はまだ今も、同じところをぐるぐるまわり続けながら苦しんでいたことでしょう。
佐藤先生にはどれだけ感謝してもしきれません。そして、この講座のすごさを改めて感じています。
それから、講座を受けもってくださった講師の方々に心からお礼を申し上げます。お二人の真剣さと優しさが、直接心に響く講座でした。
本当にありがとうございました。その場でお礼が言えたらよかったのですが、講座が終わった後も、まだ頭がフワフワフワしていて、どこをどうやって歩いたのか、気がついたら地下鉄に乗っていました。スタッフのみなさんも本当にありがとうございました。
今の私の気持ちは「真我のままに」の歌詞そのままです。ここは本当に『自分探しのゴール』でした。そして『新しいスタート』でもあります。この先がどんな風に変わっていくのか、本当に楽しみです。
では、また次の講座でお会いします。