心のしくみと根本治療の方法を解明した「心の三層構造」
今回ご紹介する寛解者の方は、YSこころのクリニックで「心の三層構造」の説明を聞いたことがきっかけとなり、心が晴れ晴れとしていかれました。
「心の三層構造」は、心のしくみと、心の病の根本原因、治療のアプローチを解明した「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)の基礎理論です。
私たちの心は、
「頭=考え方」
「心=思い方」
「生命の働き=在り方」
という三層で出来ていて、心の病を作り出しているのは二層目の「心」の中にある過去の記憶です。
そして病を解消する力は、三層目にあります。これは、生命を成り立たせている「愛そのものの心」です。これが本当の自分=真我です。
「佐藤康行 真我メソッド」(YSメソッド)では、心の自然治癒力として、この三層目の心を引き出していきます。
YSこころのクリニックが行っている治療には、このような理論的な裏付けがあり、寛解を達成した豊富な実証例があります。再現性のある、現実的で科学的なアプローチといえるでしょう。
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◆がんばるほど危険な状態に◆
私の勤め先は、信越地方にある家電製造会社です。物流を担当して20年、4人チームでやってきました。2年前、そのうち二人が入れ替わったのを機に、チーム内での意思の疎通がうまくいかなくなりました。私さえ努力すればうまく動いてくれるはず。そう思ってがんばりましたが、だんだんと追いつめられていきました。
メールひとつ書くのにもすごく時間がかかり、添付ファイルを忘れたりと、ベテランらしからぬ状態になっていました。夜中は一時間ごとに目が覚めて、明け方は30分おき、10分おき、5分おきになり、出勤の1時間前には会社の駐車場に行って、目を閉じながらいろいろ考えて出社する……。そんな状態が半年ぐらい続きました。
これは危険だと思っていましたが、ある朝、会社のパソコンの電源を入れたところ、具合が悪くなって医務室に逃げ込みました。それから地元の精神科に行った私は、うつ病と診断されて、4ヵ月休職することになりました。
◆潜在意識を捨てた◆
休職に入って2ヵ月は寝て過ごしましたが、その頃、知人の紹介でYSこころのクリニックを知りました。
早速クリニックを訪れ、初めてカウンセリングを受けた時のことです。
心の三層構造の説明を聞いたのですが、この話は衝撃的でした。
不安な思いとは、頭である顕在意識で感じている。これまでは、不安を消すために「潜在意識に働きかけよう」と、周りのみんなが言ってくれたのですが、そのたびに吐き気がした私は、潜在意識からのアプローチはだめだと思っていたのです。
しかしYSメソッドのカウンセラーは「頭である顕在意識はフタですから捨てましょう、潜在意識はゴミですから、これも捨ててください」と言いました。
捨てるなんて発想が意外で、捨てていいんだと分かった瞬間に心が晴れ晴れして「うつ、治っちゃいました!」と思わず言ってしまいました。
1日でこんなに変わってしまうなんて本当にびっくりです。
その後、治療を続けたのですが、2日間の集中カリキュラムでは自分の心を深く掘り下げていきました。赤ちゃんの自分から今の自分に託された、つながっている自分がある。その事実に気づいたら、責任感と勇気が湧いてきました。
YSメソッドで脱皮した私ですが、以前の自分に戻れない恐怖を一瞬感じたことがありました。
でも胸をパンチされるように「今変わらなければ、過去の自分も未来の自分も変われない」いう想いが出てきました。それは本などに頼らず、自分で自分を支えられるということです。その瞬間に、また勇気が湧いてきました。
◆うつは心が強くなるための働き◆
うつには心が強くなり変わっていく命の働き、頭で考えられない働きがあるそんな気がします。
そう思うと、自分で自分を褒めてあげたい、嬉しい気持ちになりました。
今の私は復職が叶い、うつの不安は一切なく、毎日会社に行くのが楽しみです。
そしてうつで苦しんでいる方がいれば、声をかけたくてしょうがありません。
「あなたはエネルギーが強いですよ」と言ってあげたい。
心からそう思います。