No.589 自殺願望・親と姑への殺意・家庭崩壊寸前、が、なんと家族大調和!ミラクルか?! 女性

体験談ビフォーアフター

投稿日 : 2014年6月27日 No.589

【家族問題解決!】体験談

自殺願望・親と姑への殺意・家庭崩壊寸前、が、なんと家族大調和!ミラクルか?!

 私は、小さい頃から、とくに父親から「お前は生まれなくてもよかった子だ」と繰り返し言われていました。

 それは、家の跡取り問題があり、私には姉がいるのですが、次こそは男が生まれるだろうと期待していたところ、残念なことに女(私)が産まれてしまったからなのです。

 私は、生まれてきたこと(命)、そして性(女ということ)を否定され続けました。

 おまけに姉と常に比べられ、姉はすごく素直で神様のような子なのに、それに比べてお前は……と日々言われ続けました。

 その「神様」というものにずっと引っかかっていて、この世に神や仏があるんだったらなぜこの親が生きているんだと思い、四、五歳ぐらいから、もう神がいるならどうぞその姿を見せてほしい、なんでこうなるのか教えてほしいと、祈り続けるような子供でした。

 自分が生まれてしまったこと、望まれてもいないのに存在していること、女として生まれたことの罪の意識など、親には申し訳ないという思いが裏にはありましたが、しかし、そんなことを素直に言えず、とにかく親やすべてを恨み、生きることに対する不安や疑問だらけで過ごしていました。

 そんな子供時代はやはり人のことも怖く、人を信頼する事もできず、子供らしく遊ぶ事もできませんでした。

 人が怖くて言葉が口から出ず、小学生のころは緘黙(かんもく)という状態で、学校ではほとんどしゃべらない子供になっていました。

 常に一人ぼっちでした。

 どうにか過ごしているものの、自殺願望が常にあり、親への恨みを抱え、いつか殺してやるとも思っていました。

 私の家族は、母とおばあちゃんが、いわゆる嫁姑問題を抱えていました。

 関係が悪かったのです。また父、母もほぼ毎日夫婦喧嘩をしていました。

 さらには、おじいちゃんとおばあちゃんの夫婦仲も悪く、とにかく家族がグチャグチャな状況の中、私は「生きるとはなんだろう」と悩んでいました。

 そしてある時期に、この親はもうだめだと見捨て、世の中の諸悪の根源は絶対家族にあると確信して過ごしていました。

 大人になり縁あって今の夫と結婚しましたが、私の根底に家族は諸悪という想いがあり、どうしても夫ともうまくいきません。

 姑ともうまくいかず、今の時代にこんなことするのかというくらいにものすごい嫁いびりをされていました。

 子供を三人授かったのですが、夫が子供に暴力を振るうこともあり、長男は不登校、いじめ、万引き、家庭内暴力まで起こすようになりました。

 実は、その長男が小学一年生の頃、ご飯を食べている時にハラハラと泣き出し「僕なんか生まれてこなければよかった」と漏らしたことがありました。

 私はその言葉を聞いたとき、自分も生まれてこなければ良かったとずっと思っていたことから、長男に対して「そんなことないよ」という一言をどうしても言えず、この子を産んで申し訳ないことをした、私は子供に苦しい思いをさせてしまっている、そして、このままではよくないと決心し、自分探しを始めたのです。

 その頃はスピリチュアルブームでした。

 私は、セラピーやヒーリングや占いなど、日本中、とにかくいろいろなところに行きました。

 ありとあらゆることをやって何百万円と使いました。

 最後には「本当の自分」を教えてくれる人がアメリカにいると聞きさっそく行きましたが、「あなたは何をやってもダメ」と、そのアメリカの先生からは三行半を突きつけられて帰って来ました。その後病気になり、「ああ、もうこれは、何をやっても私も世の中もダメだ」と、もう死のうと思い、毎朝起きると死に場所が浮かんでくるようになってしまい、家族がいてももういい、もう何もできないとフラフラ状態でした。

 そんなとき、偶然に図書館で佐藤康行さんの『ダイヤモンド・セルフ』という本と出合いました。

 何かが剥がれ落ちる感覚でした。

 今までやってきたことの疑問、生まれてきたその意味、わからなかったことが、この本を見た瞬間にわかったのです。

 「やっとみつけた!」と思いました。

 とにかく、そこに書かれている真我開発講座を受けようと思い、すぐに申し込みました。

 受講中、真我が開いたとき(本当の自分と出逢ったとき)、父、姑、夫、家族から、心の奥の奥から愛されていたことを強烈に体感しました。

 それまで忌み嫌っていたこと、言われ続けてきたことの本当の意味がすべて解かり、「あー、やっと見つけたー!」と、とにかく自分の中に恨み憎しみを超えた本当の心があったということが嬉しくて、嬉しくて、やっと出逢えたと……。

 そして、恨んでいた父が私をここまで連れてきてくれたと思い、感謝というよりも、最初に出てきた想いが「取り返しのつかないことをしてしまった」というものでした。

 「ありがとう」でも「ごめんなさい」でもなくショック状態でした。

 そこから心を掘り下げていくと、自分がもとから愛されていた事実が次々に浮かび上がってきました。

 姑のことは、憎くて憎くて、毎晩寝る前に崖から突き落とすようなイメージをしないと眠れないくらいに本当に憎くて、普段は頭ごなしにすべて監視、管理、指導、家の中では全部そんな感じで息つく暇がなく、さらに夫も、すべて自分が握っていないと気がすまない性格で、子供のことも私のことも夜六時以降に帰ると怒鳴る、物を投げる、髪を引っ張るという……、だから、自由もない……、そんな状況なのに、心を掘っていくと、夫から愛されていたこと、姑が私に言いたかったことが愛であり、本当の愛をやっと見つけられたと、もう涙が止まらず溢れました。

 そして私は、なによりも自分のことが大嫌いで、何をどうしても人と比べていいところがなく、どうしようもない自分なのに、そんな自分の心の中に愛というか、そんな心が実はあったということを体感して、本当に嬉しくて嬉しくて、やっと出逢えたという、本当にものすごい感動を講座で味わいました。

 受講後、家に帰ると同居している姑が仏壇を拝んでいました。

 珍しいこともあるなと思って見ていたのですが、そのとき「言わなきゃ!」という想いが湧いてきました。

 自分の頭はボーっとして働いていないのに、いきなり「おばあちゃん!」と声をかけた直後に「スミマセンデシタ!」という言葉がポンと出て、それからは「すみませんでした、すみませんでした……」と涙とともに言葉があふれ出てきました。

 私は、嫁に来てやったんだという思いが心のどこかにあって、それはとんでもない思い違いで、嫁に来させてもらった……、そして、夫と結婚してやったと思っていましたが、結婚させていただいたと……。

 その夫を産み育ててくれた姑がここにいて、そのおかげで私たちは結婚させていただき、しかも三人もの子供の命を授けていただいたことの重みが、話しているうちにとにかく心からあふれてきました。

 そして、姑に非はない、私の姑に対する態度が全部悪かった、私が姑にそうさせていたことに気づき、本当に申し訳ないと謝りました。

 姑がもっと年をとったら、私たちは面倒をみれないから老人ホームに行ってもらうのが当然だと以前話していたのですが、その時、「死ぬまで私に面倒をみさせてください」と膝をついて言ったところ、姑は「有難い、有難い……、ご先祖様のお陰だ、ご先祖様のお陰だ……」と言って、その姿を見たらまた有難くて、二人で泣きました。

 姑と話した後、私はすぐに実家に電話して、母に「本当に今まで父さん母さんの気持ちがわからなくて、申し訳ありませんでした」と謝りました。

 そして、「父と一緒に我が家に泊まりに来てください」と伝えました。自分でも信じられませんでした。

 父と一緒に来いと言えるとは……。母はとても驚いて「どうしたの~?」と。

 その後、姉にも電話して「ようやく本当の自分を見つけたよ~」と伝えたら、姉も泣いていました。

 父には手紙を書きました。

 本当に申し訳ない、なんて娘だったんだろうと書いたところ、読んだ父は照れていたそうです。

 夫には「結婚してくれて本当にありがとう」という言葉しか出ず、夫はその瞬間に今までにはありえない言葉を発しました。

 「いや、オレの方こそ、ありがとう」と。

 夫が「ありがとう」と私に言ってくれていると思うとまた涙しか出ず、二人で言葉を超えた感動というか、理屈ではないものが湧き上がり二人で泣きました。

 離婚寸前まで何度もいきましたが、もうそんなものは飛んでしまい、私の変化を見た夫が、「お前は今まで、ありとあらゆる変なことをお金をかけてやってきたが、今回は全然変わった」と言ってくれました。

 その後夫は子供に手をあげなくなり、子供に「お父さん変わったと思う?」と聞くと、「変わった~」と言っています。

 長男は「お父さん」と呼べず「ヤツ」っと言っていましたが、今は「父さん」と呼び方が変わりました。

 今までバラバラだった家族が、正月などは誰が何を言わなくても全員居間の一部屋に集まります。

 今まではこんなことはありませんでした。

 私の実家にいても、今まではみんなバラバラに過ごしていましたが、今は父を中心に、母、姉夫婦、姪、甥も全員集まってきます。

 この光景を目にした母が「自分がずっと欲しかったのはこれだったのよ、この家族だった」と泣いていました。

 父もお酒を飲みながらニコニコしています。

 あれほど憎み、怒鳴りあっていた家族関係がすっかり変わりました。
 本当にありがとうございました。