No.497 飲酒・無職・離婚寸前が、お酒をピタッとやめ、お互い思いやる夫婦に!! 【夫・大葉豊行(仮名)】

(2) 夫婦・家族

投稿日 : 2014年6月24日 No.49

【夫婦・健康問題解決!】体験談

飲酒・無職・離婚寸前が、お酒をピタッとやめ、お互い思いやる夫婦に!!

 佐藤康行様

 自立プログラムの第1回開催が昨年の1月18日でしたので、ちょうど1年がたちます。

 「まずは形から変えなさい」ということで、親と同居していた家を出て、仕事を始め、借金を返していくということをひたすらやり続け、一言でいうとこの1年は「無我夢中」で生きてまいりました。

 良いも悪いも考えている暇もないくらい仕事が忙しく、一瞬一瞬を、全力で駆け抜けてきたように思います。

 そのおかげで、何の努力もしないで、お酒をやめることができました。
 
 昨年までは、完全に断酒しておりました。

 というより、スケジュールがいっぱいで、飲んでいる余裕などありませんでした。

 しかし、今年に入り、休みが増えた気の緩みか、缶酎ハイを2、3本飲んだことが3度ほどありました。
 
 佐藤先生との約束を勝手に破る形となり誠に申し訳ありません。

 ですが、業務には全く支障なく勤務できているので不思議です。

 以前の私なら、二日酔いで仕事を休むのが普通でしたから、考えられないことです。

 やはリ、「二日酔いなんだから休めばいいや」という甘えの心、ひいては親への甘えの心が、アルコール依存症の原因であったと思っております。

 職場は、義理の弟が経営する総合ビル管理の清掃部で、六十歳にもなる私にとっては過酷すぎる肉体労働です。

 しかし、直属の上司の「他人の喜びがあっての自分の喜び」という人柄に牽引されて今日まで来れました。

 素晴らしい縁に恵まれたと感じています。

 また、長引く不況の影響で会社も連日悪戦苦闘しており「いよいよ、お世話になった社長と上司への感謝を行動に現す私の番が来たのかな」というふうに考えております。
 
 借金の方も、順調に返済し、あと数年で完済できる予定です。
 
 夫婦生活においては、一年前は両親と同居し私の無職および飲酒が原因で、離婚状態でした。

 現在でも、大なり小なりの言い合いはありますが、妻が変わり、良妻になろうとがんばっている様子には感激するものがあります。

 それに対して、私がどこまで応えられているのだろうかと時々考えます。

 そして、実は年がいもなく「子どもを作ろう」という気持ちまでわいてきました。

 このプログラムに参加、させていただき、何とか命を取り留めることができ、妻ともども、大変感謝しております。

 佐藤先生、本当にありがとうございました。

【 妻:大葉ちづる(仮名) 】

 佐藤康行様

 自立プログラムに参加させていただく前の私は、限りなく離婚に近い別居を考えておりました。

 夫が無職で、義父母と同居している上に、夫の飲酒での問題行動に悩んでいたからです。
 
 それが、この自立プログラムを始めてすぐに、夫が仕事に就き、夫婦でアパート暮らしを始めることができました。
 
 一方で、私の根本原因が深いところにあり、それが未だ解決されていないことに気づかされ、自分がこのプログラムに参加した意味を思い知らされました。

 しかし、しばらくはそのことになかなか向き合えない自分がいてただ月日が流れていきました。

 そして、夫の仕事が定着しましたので、隠れ飲酒を疑う心もなくなっていました。
 
 しかし、年末頃から夫の行動にあやしいという思いが起きて、疑いや軽蔑の心が出てきました。

 このことによって、ようやく、当時、佐藤先生に言われていたことが結びついてきました。

 それについてのご報告もかねて、1年経過したお礼を書かせていただきます。
 
 実は1月16日に、缶酎ハイの空き缶2本を押し入れの中に見つけ、1月19日の朝に、もう2本の空き缶を見つけました。

 帰宅して、「下痢している、おかしい」という夫(お酒を飲んだときの症状ですので)に「飲んでいるからじゃない?」とサラッと言うことができ、缶酎ハイの空き缶4本を出して見せました。

 それに対して、見え透いた嘘を言う夫でしたが、その時の私は以前のような「認めさせよう」という執拗さや、腹立たしさは起きませんでした。
 
 何より、以前でしたら、逆上されるんじゃないかと言い出せず、空き缶もそのままに、イライラしながら、夫を無視するような私でした。

 それが、今までとは全く違う接し方ができたのです。

 その後、私が外出から戻ってくると、夕食にと考えていた炊き込みご飯を夫がセットしておいてくれたのです。

 思いもよらない出来事でした。私にとっては、これは奇跡なのです。

 私が責めたり、軽蔑の思いからの言動ではなかったから、それが夫に伝わったのだと思います。
 
 このことを、佐藤先生がずーっと私におっしゃっていたのだと、今、ようやく分かりました。

 自立プログラムを通して気づいたことそして今回ようやく気づいたことを、行動にして、やり続けていくことの大切さを痛感しています。

 本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。