投稿日 : 2014年4月24日 No.175
「開発者が語る」奇跡と感動の実録【人生・性格編】
やるべき仕事に導かれた
Tさんは、長年、成功哲学プログラムの販売に携わり、成功哲学が教えるノウハウを自ら実践してきました。
「セールスマンとして一番になって、経済的成功を収めるんだ」という強い願望と、「自分が描いた目標は絶対に達成できるんだ」という固い信念を持って仕事に取り組んできました。
そして、その言葉通り、年間売上一位という優秀な成績と、社内での高い地位を確保してきたのです。
例え、成績がなかなか上がらない月でも、「絶対に売上は上がるんだ」という強い信念を持ち続け、最後の一日、二日で一気に目標を達成してしまうということもたびたびあったと言います。
そのために、社員たちからは「信念の男」と称されていたそうです。
もともとコンプッレックスの強かった彼は、「こんな自分でも信じれば絶対に叶うんだ」ということを身を持って体験し、“信念の力”をすっかり確信するようになっていました。
彼のビジネスライフは、まさに好調そのものだったのです。
ところが、ある頃から、彼の心の中に一つの矛盾が湧き始めてきました。
それは、成功哲学プログラムのユーザーの中で、その後成功したと呼べる人が全くと言っていいほどいないという事実でした。最初のうちは、その事実を見て見ぬふりをしていました。
また、自分の扱う商品に絶対的な自信を持てなくなったら売れなくなるということを自分で知っていたから、「きっと、みんなプログラムの使い方が悪いからだ」と無理に自分に思い込ませたりもしていたと言います。
ところが、年々ユーザーが増えるにもかかわらず、一向にユーザーの中から成功者が現れない現実に、段々と彼の疑問が膨らんできたのです。
「これだけのお金を投資して、あれだけ真剣に取り組んでいるのに、どうしてたったの一人も成功者らしい人が出てこないんだろう…?」
やがて彼は、そういう商品を扱っている自分にも罪悪感を持ち始めたのです。
「本当にお役に立てているかどうかわからないプログラムを売っている自分は、結局は人の成功のためではなく、自分の収入を得るというエゴのために売っているだけじゃないだろうか…?」
そんな疑問が日に日に膨らんでいき、徐々に仕事に力が入らなくなってきました。
それに加えて、ユーザーのことよりも売上のことしか考えていない会社の体制にも疑問を持つようになり、遂に彼は自らの理想を追求すべく、独立して事業を興す道を選択したのでした。
ところが、彼はそこで失敗をしてしまいます。組織の中で営業マンとして華々しい実績を残した彼でしたが、事業を興すということは、それほど簡単なことではなかったのです。
見る見るうちに預金も使い果たし、借金だけが膨れ上がり、十円すらありがたく思えるほど経済的に苦しい状態に陥ってしまったのです。
しかし、そんなどん底の状態の中で、彼は、今まで見えなかった家族のありがたさや、多くの人たちに支えられて生かされているんだということをひしひしと感じるようになっていきました。
そして、彼はじっくりと自分の生き方を考え直してみたのです。
「一体、自分は何のために経済的成功ばかりを追いかけて、こんなにもがんばってきたんだろうか。
お金を稼いで、豊かな生活をすることが、私の人生の目的だろうか。それが得られたら本当に満足するだろうか。
本当はもっと欲しいものがあるんじゃないだろうか…?」
そのようにして内なる自分に問い掛けていくうちに、ようやく大きな気づきを得るに到ったのです。
「今までは、立派な家に住み、高級車を乗り回し、行きたい所に行きたい時に行けるような経済的成功を得たいと思っていたけれど、それは全部本当に欲しいものの代替品だったんだ!」
彼が本当に求めていたことは、自分自身の生まれてきた役割、使命を果たすことであり、自分の命を活かし切ることだったのです。
今までは、それがわからないから、代わりに経済的成功を追いかけていただけだったのです。
そのことにはっきりと体で気づいた彼は、その瞬間に、今までこだわっていた「こうならなければならない」という信念が跡形もなく消え去ってしまいました。
受講前
自分を見いだせず、矛盾を自己暗示でフタをして仕事をし、パワーが出なかった
受講後
本当の自分に出逢い、役割、使命に目覚め、心から湧きあがるパワーで喜びの中で仕事ができる
彼はその後、自分が心から打ち込める仕事に導かれ、今では、何の矛盾もなく、自らの役割を嬉々としてこなしています。今までは「売上目標を絶対に達成する!」という信念のもとでモチベーションを高めていましたが、今では、モチベーションを高めようとしなくても、自らの使命をまっとうできる喜びと、自然と沸き出てくるエネルギーによって、今までの何十倍もの能力を発揮できるようになったのです。そして、自分の仕事に関わる大勢の人たちが真の成功者になっていく姿を見、彼らとともに喜びを分かち合い、全く自己矛盾のない仕事ができることに心から満足できる生活を送れるようになったのです。