No.88 自分を責めるクセが減り、職場も家庭も活気づいた! 広島県・50歳・女性

体験談ビフォーアフター

投稿日 : 2014年4月20日 No.90

 私は、2年ほど前に未来内観コースを受講して、その後受講を進めて昨年の夏に宇宙の真理コースを受講しました。とくに、初受講と宇宙の真理コースを受講した時に、とても有難い目覚めというか、気づきを得ることができ、その後なんとも幸せな時間を過ごしていました。

 今年の春に人事異動があり、新しい環境で仕事を始めたのですが、慣れないことや仕事に振り回され、体も疲れてしまい、気づけば、真我開発ダイアリーをつけることも忘れている状況でした。

 受講後のあの幸せな気持ちを知っていただけに、これはよくないなと思っていたときに思い出したのが初受講直後に参加した真我体道フォロー教室のことです。

 真我体道のワークがとても楽しかった記憶が甦り、体道の技を覚えることで、自分が行動を起こすことのきっかけになれるのではないか、また、日々の日常生活の中で使える技も勉強しようと思い、ちょうど先の予定に真我体道1dayコースがあったので受講しようと申し込みました。

 受講当日、体道のワークを進める中で、私は、自分を責めるクセがあることに気づきました。厳密にはこのクセがあることはわかっていたのですが、「自分を責めているときには、私は母を責めている」ということに気づいたのです。

 母は若い頃、脳腫瘍で倒れ、入退院を繰り返し、今ではトイレ以外はベッドの上という生活をしています。そのような状況ですから母に対しては不満とかは直接言えず無意識に抑えていました。

 ワークで心の不満を一気に出す状況になったのですが、日頃の不満が思い切り出て、その不満のフタが取れて、逆に母への愛というか感謝というか、とても母のことが好きだという思いが心の奥からこみあげてきました。

 私の自分を責めるクセというのは、どんな状態でも自分を責めてしまうというか、ちょっとしたことでも何かができていないと「私はまたこれをやってない、何してるのかしら私」とか、「あれもしてない、これもしていない」と、気づくととにかく自分を責めているという感じでした。

 体道のワークで気づいたのは、そんな自分を責める責めグセが出ているときには、心の中で母を責め、母に優しく接していないときだとわかったのです。
「自分を責めている時には、母を責めている」とわかったとき、母との関係の濃さ、そして後からですが母の愛をしっかりと感じ、本当に幸せな気持ちになりました。

 また、体道のワークにいろいろと取り組む中で、私は「形から入ることの大切さ」をとくに感じました。

 体道の技に笑顔のスパーリングがありますが、これは気持ちが塞いで笑顔なんて出ないようなときでも、とにかく笑顔を作って相手を見つめるというもので、でも、自分が不機嫌なら普通は笑顔はできないと思います。その自分の気持ちは別として、とにかく笑顔を作るという形から行動していくというのが真我体道だとは思うのですが、やっぱり、気持ちがそうではないときにそんな笑顔を無理にするなんて、何で私が今笑顔を作らなきゃいけないのかとか、なんか損しているような感じにもなり、とにかく、形から入ることは簡単ですとは言われても、私はそんなに簡単じゃないと思っていたのです。

 しかし、そこを気持ちがそうでなくても敢えて笑顔を作ってやってみたり、他の体道でもとりあえず気持ちは別として行動してみると、真我の心が湧き上がってくるというか、形から入ってもちゃんと真我のあの気持ちが甦ってくることを感じたのです。

 ああ、形から入ってもこうなるんだと、その凄さに驚きました。これがその技っていうことなんだろうなと思いました。行動すると後からでも心が引っ張られていくという感覚なのでしょうか。

 形をつくったところで意味がないのではと思ったりもしていましたが、体道のこの凄さを味わい、ならばこの技を普段でもしない手はないなと思いました。

受講して二日後くらいのことですが、職場で同じグループで働いている後輩の女性が青ざめた顔をして「データを失くしてしまいました」と私に言ってきました。

 そのデータは私が最後に保存したものなのですが、パスワードをかけて保存していて、どうやら彼女がそのデータを取り出そうとしたときにパスワードを間違えて何度もアクセスしているうちになぜかデータを壊してしまったようなのです。

 でも彼女は「誰かがこのデータをいじったのではないか」という始末。最後にデータを保存したのは私で、確実に保存した記憶はあるのですが、それでも100%の確証はありません。そこで、私は先日実習した体道の「即効謝罪」を今やるべきと思って、とにかく彼女に謝罪しました。「ごめんなさい、私が保存方法を間違えたかもしれない、ごめんなさい……」と、とにかく平身低頭で何度も謝罪したのです。

 今までの私なら、ひと回りも歳の違う後輩の女の子に謝ることもなかなかしませんし、軽く文句も言っていたと思うのですが、このときは、もう彼女を責めても何も始まらないと感じ、誠心誠意「即効謝罪」をやってみたのです。

 すると彼女が「そんなに謝らなくていいんです、もう十分です?、いいんです、いいんです、ありがとうございます」と、満面の笑みを浮かべて最後は喜んでくれまして、その場の雰囲気もよくなりました。またその後、彼女からはとても信頼されるようになり、「Y・Kさんの言うことなら、何でも聞きます」という感じになってしまったほどです。驚きました。体道の技はすごいな~と思いました。

体道の技で相手の名前を言って挨拶するというものがあるのですが、私は朝、職場に入るときにそれを実践しようと思いました。ただ、私のところは40人ほどいる職場なのでさすがに一人一人の名前を言って挨拶することは難しく、とりあえず心の中で特に苦手な人の名前を言ってから、入口で大きな声で「おはようございます!」と一礼するようにしました。

 すると、「おはよう!」と多くの方から今までより大きな声で返事をいただけるようになりました。そして、気がつくと、その苦手な人の笑顔がとても柔らかくなり、今では軽いジョークも言えるような関係になりました。

 家では夫が帰ってきたら、「おかえりなさい、○○さん」と夫の名前を呼ぶようにしています。最初は恥ずかしかったのですが、気持ちは気にせず形からと思ってやってみたのです。すると夫も最初は照れていましたが、喜んでいるようで、その後会話が弾むようになりました。

 もともと夫はよく冗談を言う人ですが、私はそれをくだらないと聞き流していました。でも今はそれを私が受け止められるようになったので、夫もさらに冗談を言うようになり、会話が弾み、家の中が明るくなった気がします。

 恥ずかしがらずに実践すると、今までとは違い、なんというか家の中が活性化された感じがしています。

 何より嬉しいのは、真我体道のワーク中に気づいた「自分を責めているときは母も責めている」というクセを直すために実践したことです。

 形からでも母に優しく接しているうちに、心から嬉しそうに反応する母を見て、私の心が本当に優しくなり、心から優しい言葉がかけられるようになりました。そして気づくと、自分を責めるというクセも少なくなってきたように思います。

 私一人がこうして体道を実践しているだけなのですが、受講後、私の気持ちや私の周囲は確実に変わっています。

 体道を日々実践することで、真我が開いたあの幸せな感覚も持続されているように思えます。

 とにかく、形からでも入ることが、とても意味があることだとわかりました。本当にすごいです。これからも、日々、技を実践していこうと思います。

 ありがとうございました。